ごきげんよう。手鞠鈴です。
このページでは、私が2026年上半期(1~6月)に映画館で鑑賞した映画の感想を当社比端的に掲載しています。
2026年上半期の鑑賞作品数は85作品だそうです。怖いね。この時間を創作に充てれば……などとは言いませんけども。
本筋に関するネタバレについては記載しておりません(はず)ので、もし気になった作品があれば、ぜひ各種配信サービスなどでご覧いただけると嬉しいです。最近はすぐに配信があって助かりますね。
それでは、よろしくお願いいたします。
特に好きな作品やリバイバル上映作品については以下のように色分けして記載しております。
鑑賞した作品の一覧は、ページ下部の「鑑賞作品一覧」からご覧いただけます。見たい記事にジャンプもできるよ。あと、基本敬称略です。
2025年に引き続き、映画初めはステイサムです。ほぼビーキーパーと同じといえば同じなんですけど、こちらの方が若干ストーリー性を持たせていた気がします。アクションについても期待どおりのステイサムを観ることが出来て、年始から縁起が良い映画体験でしたね。ちなみに入場者特典のお年玉は100円でした。大人なのでね、これくらいの金額で大丈夫……ですよ……。
元々の原作の要因もあると思うんですけど、この時代になんという肌面積の多さ(笑)。あと大胆なアングル変更のおかげで躍動感が謎にあって面白かったですね。ストーリーとしてはスピンオフとして結構ぶっ飛んでる話が多いですが、元々の設定が凄いので何をやっても良いのは強いですよねこの作品。お話が細かく分かれていることもあって、あっという間に終わるのでサクッと観れて良い作品です。こういうゆる〜いのを劇場で観るのも楽しいですよね。音響の都合で結構重低音がバチバチだったのはさておき。
面白いですね! と思っていたら世間の評価が割とよろしくなくておや? となりましたがまぁよし。内容としてはちょい前インターネットを濃縮してパーンってしたような作品(?)で、その中にサブカル要素とか、ロボ要素とか、歌要素とかを色々ぶち込んでいるので目まぐるしい展開についていけない場面もあります正直。とはいいつつ、やってることとしてはシンプルというか、現実の自分とインターネットで発信する自分との乖離、みたいなものは人それぞれ少なからずあると思うので、そういった題材を世界観や映像に落とし込んでいることに対して個人的には大変楽しませていただきました。実際はこの作品を現実に置き換えて考えるとかなり際どいことやってるなと思うんですけどね。フィクション良いところが出てる気がします。
こういうの好きです! 絵作りのシンプルさたるや美しくて大変良いですし、タイトルも秀逸ですね。なんというか歩くシーンがとても印象的だなと感じまして、ただ歩いてるだけなんですけど映えてるといいますか、華やかさがあって良いんですよね。あと、音楽もあんまり耳にしないような音が鳴っていてユニーク。お話自体はスパイものなので一応騙し合い的な要素もありますが、登場人物が軒並みあんまり感情移入のできない感じ(笑)なので(まぁ誰が黒幕でもええな)って、この先がどうなるかとかが二の次で考えられるので意外と頭を使わなくて大丈夫だったところも良かったですね……良いのかそれは?
面白いですね! オースティン・バトラーのご尊顔がふんだんに堪能できます(笑)。本作は巻き込まれ系クライムものですが、割と全体像を追っていても「なんで今こうなってるんだっけ?」と主人公と同じような目線で物語を観ることができるので、先の読めない展開が盛りだくさんで大変楽しませていただきました。あとかなり猫ちゃん映画。殺伐とした画面でも猫ちゃんに癒されるので耐えられる気がします。そんなところに猫を巻き込むなはさておき。
面白ーい! 2時間21分に詰め込んで詰め込んで最初から最後まで勢いのある作品となっておりました。巷では「トワイライト・ウォリアーズが好きなら観て損ない」みたいな感想がちらほら見えますが、トワウォのようなぶっ飛んだ作品を求めると少し面を食らうかもしれません。とはいえ内容はしっかりしてますし、アクションも凄い。若手の方の動きもそうですが、ジャッキー・チェンとレオン・カーフェイのアクションが素晴らしく、凄くこだわりが感じられて大変良かったですね。この作品のような最新技術vs泥臭さみたいなストーリーって、たまに泥臭さ最強みたいな説教染みてる作品もありますが、本作はそういう面倒な描写がなくて、ちゃんとバランスが取れてるところも素敵。最近の中国アクション映画、どれもこれも良いですね。もっとちょうだい。
面白かったんですけど、やっぱり3時間15分は長すぎますね(笑)。とはいえあんまり苦にはならない不思議。ストーリー的にやってることは前回と同じく防衛戦みたいな感じですので、実はあんまり目新しさがなく、巷の一部酷評も分からなくはないんですが、やっぱり映像美が凄くて、水の表現とかマジで究極なんじゃないか? ってくらい違和感がなくて凄いです。3Dで観てたこともあって映像だけでかなり楽しかったのも時間がそこまで気にならなかった要因かもしれません。4DXの座席もめっちゃ動いてたし。っていうかやっぱり新キャラの女子に癖を詰め込みすぎてる気がする。いらんやろその肉感みたいな(笑)。私は嬉しいけど。うん。
観に行きたいという方の連れ添いで、これまでの作品を全く観たことないけど、なぜか観に行ったやつです。これまでの話とか出てくる人の関係性とかを頭の中で追いながら鑑賞したんですけど、割となんとかなりました。画面の比率や絵作りからすでに昭和を感じていましたが、ストーリーの内容としても現代の感性で考えるとちょっとネジが飛んでるかもなと思うところがあり、私くらいでギリギリ(まぁいいか)と流せる作品かなと思わないでもなかったです(笑)。全体的に激ヤバ女がたくさん出てきて凄いなと思っていたら、男どももだいぶ激ヤバだということが分かってきて「昔って凄〜」と感心するなどしました。私は激ヤバキャラが出てくる作品大体好きだからな。相性が良かったです。
まず観に行った時に劇場に私しかいなくてですね、頗るしんどい中で内容も今自分が住んでる環境に似通ってるしでさらにしんどい思いをしながら鑑賞してました(笑)。内容としてはなんとなく、よくあるストーリーラインのような気がするんですけど、やっぱり住環境に合わせた設定ですと妙に場面が想像ができてしまうので、全体的に嫌〜な画面がずっと続いているような気がして大変疲れましたね。私は昔から上下左右に他人がいるような家で過ごしてましたので、騒音問題のことが身に染みて分かっていることも怖さを増幅した要因かもしれません。皆さまもアパートやマンションに住むお友達の家に遊びに行く際は細かな動作にお気をつけくださいね。マジで怖い人(現実)が来たりする時もありますので……。
前作も好みの作品でしたが、今作も大変楽しませていただきました! 最早パニックホラー的な要素がほとんど皆無ですが(笑)、これはこれで良し。今作はどちらかと言うと人間怖い系な気がするんですけど、出てくる人それぞれが別ベクトルで気が狂っているので、バランスは取れてるようなそうでないような。割と終始(今何見てんだろ私……)みたいな感情になる場面が続くので合わない人には合わなそうですね。でもあの終盤の展開は誰も予想せんやろと思えるくらいのエネルギッシュさで素晴らしかったですね。続編どうするのかしら。楽しみです。
人間、凄いものを見ると「すげー」しか感想が出てこないかと思うんですけど、それを通り越すと抜け殻みたいになるんだなぁというのを体験させていただいた作品です。淡い画面の中に閉じ込められた青春の1ページを黙々と眺める作品であるはずなのに、背景にあるコンセプトのおかげでどのシーンもどのシーンも(あのさぁ……)と、製作陣の良い意味でのエグ味みたいなものが滲み出ていて、観ていて本当にしんどい。軽い気持ちで観に行くと本当に精神にダメージを食らうんですけど、ぜひ色んな方に観ていただきたい作品ですね。なんか世間の感想を見てると本当に同じ映画を観たんか? みたいなものばかりでなんか納得いかないんですけどね。情緒とか置いてきてるのかもしれない。現代人は。
とにかくでかい画面とでかい音響で『デリケートに好きして』を観聴きしてぇなぁ! の気持ちで観に行ったのに、前半の総集編パートでもう泣きそうになるっていう(笑)。総集編として上手にまとめてるだけでなく、後半のOVAパートはアフターストーリーとしても美しいまとめ方で本当に好きなんですよねこの作品。決して綺麗とは言えない画質とモノラルチックな馬鹿でか音響も相まって、なんか令和の時代に贅沢なことしてるなと色々な面で満足のできる映画体験でした。本編が終わって(帰ったらぴえろ魔法少女のOP全部観よー)と思ってたら、まさかの「ぴえろ魔法少女の高画質OP、全作品流します」が始まって令和のオタクの如く横転するところでした。痒いところにまで手が行き届いている。素晴らしいぜ。
音がデケェ(笑)。画面の中には怖い要素が1ミリもないのに、音がデカいのでビクってなるやつです。終盤に行くまでは原作のゲーム的な要素なんて微塵もないんですけど、なんか思い出したかのようにゲームの要素を出したり、なんか前作を観てるとエモい感じになるシーンがあったりと、まぁなんとなく続編としては良い感じなのでは(後方腕組み)となる不思議な作品。ホラー初心者の方におすすめです。音がデケェだけですけどマジで。
観る前はそんなに期待してなかったんですけど、想像以上に面白かったですね! リアルタイムアクションスリラーとは? となってたんですけど、このリアルタイム感が凄く活きている作品で、時間の経過を楽しめるというのは映画体験の中で非常に有効な効果だなと感じることができました。たまに映画観てると(これ、まだ終わらないの?)となる時があるんですけど、そういうのが一切無いのが良いですね。あと、AI物でよくある「AIっぽくない感情による判断」みたいなものもかなり削ぎ落とされていて大変好みでした。上映時間も2時間もなくてサクッと楽しめるので、ぜひご覧ください。
観始めてすぐに、アニメにして正解だなぁと感じるほど作風とアニメーションがマッチしている映像づくりをしていて大変良かったですね。原作未読なので、原作と比べてどうこうという視点では語ることができませんが、東野圭吾先生の振り幅が見える作品で、こういうスピリチュアルな雰囲気の作風も大丈夫なんだなと、改めて偉大さを感じることができましたね。とりあえず、千舟さんがイケオバ(この俗称炎上案件ですか?)過ぎてめっちゃカッコいいので、そこだけでも満足でした。東野圭吾先生の作品を色んな媒体でやってみる企画、面白いのでどんどんやっていってほしいところですね。
この作品何が面白いかって、メインの登場人物どちらにも感情移入ができないようなキャラ付けがされているので、双方ともに何か理不尽なことがあっても「可哀そう」のような哀れみみたいな感情が一切湧いてこないところなんですよね。どっちもまぁそんなに応援したくないよね、みたいな(笑)。社会人をやってると本作で出てくるような人って程度の差はあれど一定数存在するので、なんか身近にいるような人たちがわちゃわちゃやっているなっていうか、恋愛リアリティショーのサバイバル版みたいなを眺めている感覚になるなと思いつつ鑑賞させていただきました。見たこと無いけど恋愛リアリティショー。随所にサム・ライミ節が炸裂していてしっかりホラー的演出も効いていましたし、オチの感じもなんか心地いいしと安定のクオリティで大変良かったですね。多少怖い映画でも大丈夫な方はぜひご覧ください。
画面が暗いねー! ってか全然ガンダム出てこないねー!(笑)
私は最近になってようやくロボットアニメ(ガンダムはガンダムですけどねと圧をかけないでください)も色々と観る機会が増えてきたんですけど、本作はロボ的要素よりも人間模様がメインだよなと思うので、あんまりロボ物を見ている感覚が無いといえば無いのが面白いですよね。なんかずっと難しい会話してるよね、って感じで。そういった雰囲気なので、なんか妙に尺を割いているギギさんの色々なシーンもまぁいっか、の気持ちで見てました。可愛いし。私自身はガンダムの世界観に詳しくないので、ハサウェイ君の内情とかはあまり汲み取れませんが、それにしても肉欲のことを考えすぎでは? と思わなくもなかったんですけど、多感な時期ですからね。良いと思います。初(うい)な、ハサウェイ。
1987年の『バトルランナー』が観れていないので比較とかはできませんが、大変楽しくエンタメをしていて良かったですね。設定とかは良くある感じ(とはいえ原作の年代からすると新鮮だったと思いますが)ではあるんですけど、洋画特有の派手さとダイナミックさがあるので、それだけで楽しいですよね。邦画が悪いというわけではないんですけど、同じ内容でもここまで派手にはできないと思うので、こういったところが洋画の良いところです(『ブレッド・トレイン』が良い例)。グレン・パウエルも心なしか楽しそうに演技されているように見えてニコニコしちゃいましたね。若干その、倫理観? というか、主人公ってこういう感じで最終的に動かしていいのか? と思えなくもないところもありましたが、あんまり気にならなかったのでまぁよし。『バトルランナー』の方も観ておこうと思います。
作品の雰囲気はだいたい第1幕と同じなので、好きだったエピソードの話でもしますかね!(?)
ファンアートでもケイさんを描いたんですけど、第5話のEPISODE_03『未知との遭遇です!』が好きでして、こういう馬鹿っぽい話が個人的に大好物なんですよね。何も考えなくてよくて(笑)。というか第5話はカチューシャ様の話も良かったですし、大人組も面白かったですしと結構お気に入りかもしれません。というか相変わらずの肌面積。ほぼ服着てないシーンとかもありましたし。すげぇぜ。
あんまり事前知識を入れていかなかったので、なんでこれ観たことある感じがするのかなーと思っていたらあれですね、つげ義春先生の『海辺の叙景』と『ほんやら洞のべんさん』が原作なんですね。『海辺の叙景』は見開きがいい感じのやつです(?)。好き。ですので、原作がまぁだいぶ前の作品ですから空気感が独特で、かつこんな行動するか? みたいな動き(ってか普通に犯罪)を現代の登場人物がやるので、そこのギャップが面白いですよね。原作にある要素が結構普通に盛り込まれていますし、おなじみのセリフもぽっと入れてくるところに粋を感じるなどしました。全体的な絵作りが丁寧で作品の空気感に合っているところも大変好みでした。やっぱり人間行き詰まったらちょっとくらい遠出してなんか不便を感じながらリフレッシュするのが良いのかもしれません。
正直なところ、1回目の鑑賞の時は感想が難しいなと感じたといいますか、元々の作品が良いので劇場版ももちろん凄く良いんだけど、TV版と比べるとやや見劣りするかもなと考えてしまったんですよね。ですが、もう一回観に行った時はその見劣りするなと考えていたところ(主に繋ぎのレパートリー的な部分)が全然気にならなかったので、私がTV版に囚われ過ぎていただけだったんだなと感じました。一時期1日最低1回はTV版を作業BGMにしていたのが悪い。追加パートについては本編に大きな影響を及ぼさないけど、キャラクターや世界観に深みを生み出すような内容となっていて、新キャラもとても良いアクセントになっていまして非常に好みでした。色々な方に刺さる作品となっておりますし、今後の展開がとても楽しみですね。と書いていたら普通に再上映があってしかも追加シーンで更に4DXまで……こわぁ(笑)
怖いというよりは、気持ち悪い映画でしたね。「キモい」じゃなくて「気持ち悪い」が似合ってるなって感じ。似合ってるというのもどうかと思いますが。今の時代にそぐわないんですけど、私はやっぱり男性の描く女性と女性の描く女性って全く異なる性質があるなと考えてまして、この作品では女性の考える女性の気持ち悪さの表現が随所に見られるような気がして、男性の考える女性の気持ち悪さのベクトルを優に超えてくるところがグッドですね。グッドなのもどうかと思いますが。というかよくこの内容を若手の女優さんにやってもらってるな、みたいなね。嫌すぎるでしょあれとかあれとか。そんな感じですので、ご覧いただく場合はどことなく覚悟を持ってご覧いただくのが良いかもしれません。あと結構シュールめです。それと嫌に耳に残る音楽とかなんとか。
実は毎回劇場で観ている福山雅治ライブフィルムでございます。冒頭から前半にかけて結構ドラマっぽいパートが入っていたので、前作と比べてストーリー性を持たせた演出をするのかと思っていたんですが、中盤あたりから影も形もなくなったので、今作もほぼ純正ライブ観ようぜ映画となっていましたね。元々楽曲が大好きなので、それが劇場の音響で聴けるだけでもう元が取れるので特に言う事がない感じではありますが、今回は映像演出みたいなところが前作よりも凝っている気がして、視覚的にも楽しませていただきました。前の席のマダムも楽しそうでしたし。応援上映じゃないのであんまり身振り手振りは良くないとは思いましたけど、まぁそれはそれで。
言い方が悪いんですけど、こういう人が亡くなることによって感動を誘うような作品ってあんまり得意ではないので、当初は観に行く予定が無かったんですが、お誘いを受けたので鑑賞したところ、感動面とかのことはさておいて内容が非常にユニークで思いの外楽しませていただきました。主人公の設定が漫画チックな設定で驚いたり、序盤から(これ、他の映画だったらラストに持ってくるようなバックボーンのある登場人物じゃん)みたいな人のストーリーで始まったりして最初からクライマックス感があるんですけど尻上がりに奥行きが出ていく作品で凄くよくできてました。あとその、めめの演じる上司が、言い方はあれなんですけど「厳しいけど優しくて、私には時々弱みも見せるイケメン上司」過ぎてなんとなく夢っぽい要素があるし、主人公の成長物語でもあるしで、なんだか新手の少女漫画(ティーン?)を見てるような気分になりましたね。多方面に怒られそう。私が。そんなこんなで非常にバランスの良い作品となっていますので、ご興味があればぜひご覧ください。
コンセプトどおり完全に火サスですこれ!(笑) ってか、最近の人に火サスって伝わるんですかね?
私はまぁおじさんなので火サス直撃世代ですし、一家揃ってサスペンスが好きなこともあって、火曜日になったらテレビに齧りついていたものですが、その当時の雰囲気のまんまのことをやってくれていて大変楽しかったです。火サスって今の時代に見てみると設定がおかしいし、一般人が事件に介入しすぎだし、警察も情報をペラペラ喋るしとツッコミどころ満載で、本作はそういうところもそのままで笑っちゃいましたが、これで全然良いんですよね。様式の勝利といいますか。まったくもって映画館で観るような規模の作品ではないですが、こういう映画体験もたまには良いかなと思います。最後に崖に追い詰めてくれたらそれでええんでねほんま。
ポスターが気持ち悪いで話題だったみたいなんですけど、観終えてみると結構美しい映画と言いますか、カラッと観れたような気がします。題材とは裏腹にホラー映画の様式美みたいなものを詰め込んでいて、訳あり男女が変な行動をとって変な場所に行きついて変なことして変な事象に巻き込まれて、みたいなお約束をほぼ全部やってくれいている中に、本作の身体がくっついてしまうぜ要素を足しこんできていてなんだか新鮮に見える、みたいなユニークな映画です。クライマックスとか地味に好きなんですよね。変わった設定にベタな要素、みたいな作品が好きなのかもしれません私が。多少グロ要素があることと、ある種の癖を感じる(最後の方とか特に)ので、だれかと一緒に観る際は注意してくださいね。同じ回に劇場に来てたアベックは終わった後ぽかーんってしてました。その気持ち、分かってあげられるよ。
ヨルゴス・ランティモス監督の変な映画だやったー! とは言いながら、今回は比較的分かりやすかったんじゃないですかね。陰謀論者vsカリスマ経営者の分かりやすい構図だね(?)。本作の魅力はなんといっても身体を張ったエマ・ストーンと、どこかにいそうなヤバいやつをやらせたらだいたい面白くなるジェシー・プレモンスの演技合戦かなと思います。多少オーバーなくらいに演技されていて観ていて楽しかったです。ストーリーとしても最初は(ガチでヤバいやつ来たわ)ってなってるところを徐々に(あれ? こいつ、あれ?)みたいに多方面への疑念が湧いてきて先行きが分からなくなる感じで良かったと思います。オチも良かったですし。なんかコミカルなんですよねこの作品。万人におすすめできるかと言われれば難しいですが、面白い作品ですのでご興味があればぜひ。自転車漕いでるだけであんな面白いことないぞ(笑)。
宣伝から比較して結構地味な映画と言いますか、渋い映画ですね。とはいえ、ハードボイルドっぽい感じとかではなくて、割とゆるーく観れる作品かなと思います。出演者がほぼマーベル映画()なので、ダークヒーローものっぽく観れなくもないかもしれません。ヒーローかどうかは分からないんですけど。上映時間が結構眺めで2時間ちょっとあるんですけど、前述のとおり長さの割にはあまり凝っている設定が無かったり、複雑な展開などもほとんど無かったりなので、上映中は結構眠気との戦いがですね、発生しまして大変でしたが、ラストなんかはそういう終わり方かーと楽しませていただいたように思います。なんでこんなに曖昧な感想なのかというと、配信で見返してみてもあんまり言うことが無いというか印象が薄くてですね……悪い作品ではないんですけどね。好みの問題かもしれません。
ハッキリ言って、ドラマ版1、2、0とNetflixで配信されている『Reunion』を観ていないと話が全然分かんないと思います! ですので、ご覧になる方は予習をされてから鑑賞がおすすめです。で、肝心の本作については、ストーリーとしては重要なところをやっているとは思うんですけど、面白さで言うならドラマ版のようなテイストの方が面白いかなというのが正直なところです。私の好みの問題だとは思うんですけど、教場シリーズでは明確な敵みたいな人がいまして、その人に関連するような問題や事件が要所要所で展開していくんですが、その辺にあんまり興味がなくてですね。どちらかというと、警察学校のメンツであれやこれやしていただいてる時の方が面白いなと感じているんですけど、本作はその敵に関連する話の比率がかなり多めなので、個人的にあんまり刺さらなかった、といった感じでした。主人公の風間教官の行動もちょっとこれまでと比べて雑だったような気がします。クライマックスなのでああいう演出が必要なのかもしれないなとは思わなくもないですけど。難しいですね。シリーズ自体は凄く面白いですし、教場の世界観や今後が気になるよという方は大変楽しめると思いますので、シリーズを通してお楽しみいただけると良いかなと思います。
好きなゲームが原作で好きな監督が実写化するなんて絶対面白いに決まってるじゃーん……と考えていたんですが、あんまり刺さりませんでした……。期待値は上げすぎるなと毎回言ってるじゃんねって。ゲームの映像化って凄く難しいよなと毎回思っていて、ゲームって人それぞれ体験が大なり小なり異なってくるじゃないですか。ですので、明確にストーリーを提示されると、こんなんじゃなくない? のように違和感が出てきてしまうと途端に違う原作の作品を観ているかのような錯覚に陥っちゃう、みたいなことありません? 本作はその辺を凄く頑張っているように思うので、その点は流石永江監督だなとは思ったんですけど、後半のオリジナルっぽい要素の部分の展開が分かりやすすぎて途中でオチがほぼ確定してしまうので、観ていてもハラハラドキドキが無いんですよね。永江監督の作品はオチが秀逸な作品が多くて大好き(『きさらぎ駅 Re:』とか凄く好き)なんですけど、今回はそういった面が全然見られなくて割と久々に残念な気持ちになりました。原作へのリスペクトは随所に感じられて良いんですけどね。むむむ……。
めっちゃ古典なんですけど、ALI PROJECTの同名曲のおかげで何故か色々知っている作品の現代版ということで非常に楽しく鑑賞させていただきました。正直なところかなりアレンジが施されているので、原作だったり昔の映画だったりが好きな方からすると「なんじゃこれは!?」となること請け合いかなとは思うんですけど、私自身はこういう古典を現代的解釈や作り手の解釈でアレンジする作品って結構好きなので、拒否反応とかは全然なく観ることができました。じゃあ『嵐が丘』じゃなくて良いじゃんのような話になると長くなるので一旦割愛。気持ちは凄く分かります。本作はおおよそヒロインのキャサリン視点で展開されまして、随所に女性的アプローチが見て取れるところがユニークかつ、キャサリンを主体として見れるので、比較的感情移入がしやすくなっている(はず)のが面白いところかなと思います。昔が舞台ですから現代倫理観を持ち出してくると色々と激ヤバ行動が目白押しなんですけど、主で観るか多で観るかでだいぶ印象も変わるもので、キャサリン視点で各登場人物を比較できることで話が難解になりやすいところを咀嚼しやすくなっている(はず)のは良かったのではないかと思います。話自体が重めなので万人にはお勧めできませんが、ゴシック的な様式のお話が好きな方やドロドロ恋愛模様が好きな方は楽しめるのではないかなと思います。やっぱり人の情念って怖いですね。
前作で「いや、前編なんかい!!」と方々を騙した(実際は邦題が悪いです)作品の後編だよ! でもって凄く良かったですね! 後編はガッツリ『オズの魔法使い』の要素が入ってくるので、一旦思い出しがてら昔の映画で予習を行ってから観に行ったんですが、それが大正解で、(わー、この辺をこう解釈して整合性を取るのかー)であったりとか(この後の展開が分かってるから観るのしんどいな……)であったりとか、知っているからの面白さみたいなところを色々と楽しむことができました。とはいえ、知っていなくても十分面白い作品ですので、前作を観て続きが気になるといった方は、ぜひご覧いただけたらと思います。あとミュージカルでこういうことを言うのは野暮ですけど、今回は当社比「なんで今歌う!?」が少なかった気がしないでもないです。良いタイミングで歌うね君たち。
予告編を見て(うわ重そー……)と身構えていたにもかかわらず、内容としてはかなりカラッとしていて意外性を突かれまして、大変好みの作品でした。ミステリーものですので、多く内容が語れないのが残念ですが、とにかく出演陣が豪華なこともあって画面が華やかですし、セットや衣装も大変凝っていてそれだけで楽しいですし、ストーリーもしっかりしていて観ていて飽きがこない作りで凄く良いですね。舞台が歌舞伎の芝居小屋ですので、どうしても『国宝』がちらつくとは思うんですけど、全然ベクトルの違う作品となっておりますので、歌舞伎ってよくわかんないなとか、時代劇ってあんまり通ってこなかったとか、そういった方にも楽しんでいただけるエンタメミステリーとなっております。おすすめですのでぜひご覧ください。
内容としては全体的に心温まる~みたいな感じではあるんですけど、よくよく見ると結構しんどい内容も多く含まれていて情緒が難しい作品でとても素晴らしかったです。深みがあるというかなんというか。私の地元には『大塚国際美術館』という美術館がありまして、この美術館では陶板を使って世界各国の様々な作品を再現して展示しています。つまりこの美術館では「本物」が殆ど存在しないわけですが、陶板についてはかなりガチで作られているので、美術館としての評価はかなり高いそうです。こういった「本物ではないものの価値とは」みたいなところをこの作品では表現しているように思いまして、フェイクニュースが蔓延る昨今「偽物」に対して過敏な時代となっておりますが、私としては人に迷惑をかけない嘘というのは一定数あっても良いだろうと考えているため、そういう「偽物としての良さ」と「偽物としての罪」の両面を上手く描いてるなぁと感じました。難しく書いてますが、とりあえずフレイザーの演技が本当に丁寧で品があって素敵なので、そこだけで観る価値のある作品だと思います。間違いなく作品全体のクオリティを底上げしている。すばら。
3rd来るんだっていうやつ(笑)。何回でも観るけど。この映画って本当に構成が尖ってて、私も結構色んな作品や映画を観てきたと思うんですけど、こんな構成見たことないですし、公開から数年経った後も見たことなくて凄いんですよね。私がアイカツ!シリーズが好きだからという色眼鏡抜きで、ただのアイドルアニメじゃないですマジで。内容としてもめっちゃ尖ってて、10年という時の流れを武器にすることで成立するセリフだとか説得力だとかをストレートにぶつけてくるんですよね。正しく『君たちはどう生きるか』をやってる作品な気がします。私は年月の暴力を見せつけてくる作品が滅茶苦茶好きなので、こういうのもっとやって欲しいですね。というか最近は平成の人間に優しいですよね。毎年何かしらが何周年なので本当にありがたい。どんどんやってくださいまし。
色彩設計の秀逸な作品で、色合いとしては落ち着いたところがあるのにパキッとした明暗で独特の空気感が画面から伝わってくるのがとても良いですね。背景の描き込みについても凄く気合が入っていて、そこを見ているだけでも楽しめる作品だと思います。逆にストーリーについては結構しっちゃかめっちゃかしてますし、キャラクターもクセのある感じなので、合わない人は合わないかもしれませんが、監督のやりたいことを詰め込んだ熱量のある作品で、逆にハマる人はバチバチにハマるのではないかと思います。絵や予告を観て惹かれた方はぜひご覧くださいね。
作品の雰囲気はだいたい第1、2幕と同じなので、好きだったエピソードの話でもしますかね……と言いたいところでしたが、ちょっと毛色が違うというか、なんですか? 家元になら何しても良いと思ってません? パンフレットに袋とじis何?(笑)とはいえ『いいえ!もっとLOVEでしょう? ~Can't Stop Tank Love~』は良い曲。よくドライブの時に聴いてます。みんなも聴いてね。今回は水着ノルマのない回もありまして(あったよね?)、目のやり場にはあんまり困らなかったかと思うんですけど、あれですね、谷間アピールが凄かったですね(?)
想像してた話と全然違ったけど、凄く面白かったです! なんとなく絵柄でジェネリックジブリ感を感じる方もいるかもしれませんが、かなり別物ですし、まさかこんなにエンタメ性に溢れた作品だとは思いませんでした(笑)。結構「表現する人」の苦悩というか、あるあるというか、絵を描いたりダンスをしたり音楽を作ったりといった、自らで表現をするなにかしらに取り組んだことのある方なら一度は経験するような描写が各所に見られまして、私も絵を描いたりデザインをしたりする人間なのでフジコさんに降りかかる「この環境を求めたからの苦悩」みたいなところについては勝手にダメージを喰らってました。割とアニメーター的な視点が活かされた映画なんじゃないかと思います。その他、キャラクターはみんな魅力的ですし、ストーリーも良いし、全然想定してなかったような展開もあるしと良いところを挙げるとキリがないくらいには素晴らしい作品です。見どころいっぱい! ぜひ観てね。
空気感が面白い映画で、観ている間(どういう面持ちでいたら良いんだ?)となる作品でした。予告編は割とコメディチックにPRしてましたが、内容としてはどちらかというとシリアスめなんですよね。でもところどころギャグは挟まるし、かと言って大爆笑が出るようなものでもなくて、のようにフワフワした感じで話が進んでいって、急に激シブダンスパートがドーンと挟まるという(笑)。このダンスシーンがめちゃくちゃカッコ良くて、ここだけで観に行って良かったなってなりました。映画館の音響で聴く『フライディ・チャイナタウン』マジで良かったです。色々ツッコミどころはありますが、良い作品だと思います。とりあえずダンスパートだけでも観てほしい。
相変わらずの再現度! というかまさかの序盤のアレ、ここまでガッツリやってくれるとは思いませんでした(笑)。やっぱり、前回の映画の次にドラマが挟まっているので、そちらを観ていないと色々経緯が分からないのがネックな仕様なんですけど、本当にそこだけ、と言った感じで、役者陣の皆様の役の似合いっぷりは見事でしたし、アクションも凄いし、めっちゃ爆発とかしてるしと気合いを感じる作品でしたね。私としては出演作を見る度に株が上がっていく山崎賢人の演じる杉本くんが大きな画面で観られて大変満足でした。続きも楽しみですね。
R18作品でがっつり性描写はあるけど、なんというか長尺コントを観ているような気分になる作品でしたね。最初のシーンのやり取りのせいなんでしょうけど(笑)。恐らく意図的に抑揚のない語りであったりやり取りであったりと、作品のトーンが一定でするする〜と進んでいくので、なんかSEXの描写も たらぁん と観れるので全然性的な要素はないような気がします。全体的にめんどくさい人間とめんどくさい人間が独自の解釈で動いている作品ですし、ふわぁ〜っと観るのがお勧めだと思います。っていうか綾野剛、仕事選ばないですね。良いと思います。
原題が『Magazine Dreams』というそうなんですが、そちらの方がしっくりくる内容で、なんでタイトル変えちゃったのー? と思わないでもないですけど、内容は大変良かったですね。「ボディビル版ジョーカー」の謳い文句はどうかなと思いますが。本作の主人公は、ボディビルの凄い人になりたい、を夢見る人間なんですが、ボディビルに限らず、夢を追うということにはある種の呪縛のようなものが付き纏うものだよ、というのをジョナサン・メジャースの演技力と、思わずうわぁ……となるストーリーで狂気的に見せてくる作品となっていてだいぶしんどかったですね。オタクの悪いところ出てるよ、みたいな描写も多くて勝手にダメージを受けてました(笑)。私は何かに全力で取り組むみたいなのをやったことがないので、もし自分もそういうものがあったらこういうことになってたのかもなと思うと怖いところもありつつ羨ましいかもなと思いつつ……いや、普通に嫌か……。
超明快SF映画! 凄く面白かったです!
SFって理論とか世界観設定とかがめんどくさいことが多くて、それが裾野を狭くする要素のひとつになっていると思うんですが、この作品についてはそういうのがほとんど省かれていてスルスル入っていけるんですよね。ディープなSFが観たかったよという人には申し訳ないのですが、今の世の中明瞭な作品が好まれますし、この作品からSFに興味を持ってくれる方が増えるならそれは凄く良いことだと思いますし、そのパワーがこの作品には確実にありますから、あまり野暮なことは無しに楽しんで貰いたいなと思う次第です。この作品、とにかくストーリー構成が良くて、割と先延ばし傾向の構成ではあるのにも関わらず、結論が出ていないことによる推論の楽しさ、みたいなものが随所に見られまして、色んな方向から物語を楽しむことができます。バディ物としても凄く良くできてますし、異種間交流物としても素晴らしいです。上映時間は長めですが、長さを感じさせない面白さの詰まった作品ですので、ぜひご覧いただいて「うわー映画館で観れば良かったー!」と思っていただけたら嬉しいです(笑)
内容が全然分からないまま観に行きまして、もしかしたら普通にドキュメンタリー映画かな? と思っていたら全然そんなことなくて笑いました。タイトルの如く津田寛治だからこそできる内容といいますか、ピッタリ役がハマっていてとても良かったですね。偶に、人生について「自分が主役の舞台のようなもの」というような言葉を耳にすることがあるのですが、この作品はそれを体現していくような、いわゆる劇中劇や一人芝居などのいろんな要素を混ぜ混ぜしながら役者という生き物を津田寛治というフィルターを通して表現しているようで非常にユニークな作品でした。役者さんって大変ですほんと。
一つ前の『津田寛治に撮休はない』と同じ監督の作品でして、同じ監督の新作を続けて観るって結構珍しいなと思いながら鑑賞しておりましたが、やっぱり随所に同じような手癖みたいなものが垣間見えて、そういった点でも楽しませていただきました。トーンとか結構似てる気がする。お話としては結構突拍子もない内容でして、大げさにフィクション染みているためリアリティのある作品をお求めの方には合わないかもしれませんが、作品内の登場人物はみんな真面目に動いていて整合性が取れているところが面白いんですよね。変なことでも真剣に取り組めば芸術になるよね、みたいなやつ。途中でオチが何となく読めてくるんですけど、そういうところも含めてこの作品の良さがあると思います。気軽にご覧いただけたらと思います。
分かりやすくエンタメ映画で大変楽しませていただきました。お恥ずかしながら『アナコンダ』シリーズについての知識がゼロなので、小ネタなんかには全然気づけませんでしたが、それを抜きにしても大変面白かったです。一つ前の『黄金泥棒』よろしく、やっぱり傍から見たら何やってんのこの人たち? と思える場面でも、本人たちが真剣に行動しているのを観るとその熱量や努力に感動できるといいますか、元気が貰えますよね。まぁその、出てくる登場人物に感情移入できるかどうかで言えば結構別物ではあるんですけどね(笑)。老若男女問わず楽しめる作品ですので、ぜひお友達やご家族とワイワイご覧ください。
言い方はアレなんですが、すんごい中二病作品ですよこれ!(笑) 私が多感な時期なら影響を受けていたかもしれないくらいにはクドい台詞、イかれた設定が随所に見られて非常に楽しませていただきました。ゴシックな雰囲気も大変良いですね。もう初っ端からアクセル全開なので、結構観るのに疲れるんですが、画面作りや細かい美術が丁寧でリッチな作りをしているんですよね。世界観に説得力を持たせているというか。とはいえ突拍子もない展開やめんどくさい登場人物によってだいぶしっちゃかめっちゃかしてるので、丁寧という言葉はあまり感じるところがないかもしれません。というかクリスチャン・ベールは最近変な役が多いですけど、毎回似合ってるから凄いですよね。好きだ。
ドラマ版は観れていないので、比較ができなくて申し訳ないのですが、一言で言うなら「異様」がしっくりくるかもしれません。パンフレットなどを読むと、ドラマ版の尺を映画の尺にまとめるとなると色々難しいので別のアプローチにしてみた、といったようなことが書かれていたのですが、それが上手くマッチしているというか、よりこの作品の不気味さを増強しているような印象で、鑑賞している間に色々と思考を巡らせることができて大変楽しかったです。本作は色んな様式の香川照之を拝見することができますが、やっぱり役者としての振り幅が凄くて、そこが作品の面白さに拍車をかけているのが素晴らしいなと思います。音楽も良かったですし。おすすめです。
年一のやつです。今回はぶっちゃけ、何を見たくてこの作品を観に行くかでかなり評価が変わってきそうだなと考えてまして、例えばキャラ萌え目線として本作の主役である千早さんのことが大好きだーって方については大満足だと思うんですけど、千早さん以外のキャラクターのことが目当ての方は少し物足りないかもしれない。はたまた、アクション要素が好きな方は本作の過剰すぎるくらいのバイクアクションが楽しいとは思いますが、ミステリー要素を求めていた方からすると分かりやすすぎて物足りない、みたいな感じで、結構良いところと悪いところがハッキリしている作品となっているように思います。ストーリーも結構行き当たりばったり感が凄くて、唐突に(なんでここに○○くんが!?)のような場面も多く、逆に清々しく感じますね。個人的には結構楽しめたんですけど、巷の評価も分からなくもないので、異論とかは全然ないですね。それだけ多くの方が観ているということです。良いこと。
私が悪くてですね(前置き)、コナンと同じ日に鑑賞したことによるテンションの温度差と昼飯後による眠気が酷くてですね……もう本当にフワフワ鑑賞してしまったのでちゃんと全部見てるはずなのに(これが果てしなきスカーレットちゃんの元ネタの元ネタですか……)のように頭に入ってこないっていう……ですので、後日配信を購入して観てみたら確かにうろ覚えだったんですけど、やっぱりちゃんと全部観てたようで安心しました。で、やっぱりそんなに刺さらなかったっていう感じです。話としては凄く好きというか、感動するところがあるんですけどね……なんなんでしょう……やっぱり実話を基に系がそこまで合わないのかもしれないなという結論に至りました。お話が出来た経緯系の話とかも好きなはずなんですけどね……やっぱり初見が悪かった気がします。すみません。
作品の雰囲気はだいたい第1、2、3幕と同じではあるんですが、今回は最終幕ということもあってか、結構本編に沿った内容のストーリーも含まれていまして、感動するようなエピソードも観ることができてバリエーションを持たせていたような気がしますね当社比。あと終わった後に急に作画が180度違うアニメが挟まって吹きかけるなどしました。『リボンの武者』もアニメ化してくれ。あとやっぱり製作陣は家元を好き勝手して良いと思ってますこれ。っていうかグッズの家元グラビアブロマイドセット売り切れててワロタ。人気すぎだろ。
ぶっちゃけ、人がなんでラブレターを書くのかは分かんないんですけど(?)、そういう事が別に主題ではないような気がするので割愛。この作品の主題は思いを伝えることの大事さとか難しさとか、そういったところにあると思います。本作は実際にあった話をベースに物語が作られているので、いつものごとく面白い面白くないで語ることができないんですが、大事な人にあれができなかった、これが言えなかった、みたいな後悔って大小問わず誰にでもあると思うんですよね。そういった後悔を持っている人の心を少し和らげてくれる、みたいなところに本作の魅力が詰まっている気がします。やらない後悔より、やって大成功の気持ちを持っていきたいですね(?)。
この映画、変で(笑)、観終えた後に「映画を観に行った」というより「遊びに行った」って感覚になるんですよね。それくらいめっちゃゲームっぽくて映画感が無いっていうか。内容についても(え、これやっていいんだ)みたいな手法が目白押しで、徹頭徹尾ゲーム脳で作られている映画だなと感じられてその潔さに惚れちゃう感じ。面白いか面白くないかという基準にもあんまり当てはまらなくて、ストレートに言うなら「楽しい映画」がしっくりくるかなと思います。ジェットコースター的に怒涛の勢いで展開していくし、キャラクターもたくさん出てくるし、あとカッコ可愛いつよつよピーチ姫がめっちゃ拝めます。私得。色んな部分でユニークな作品となってます。ぜひご覧ください。
私は原作ミリしらだったので、原作との比較が出来かねますが、個人的には大変楽しませていただきました。福田監督の作品ではベタで少しクドい感じのコメディ描写が挟まるケースが結構あるんですけど、今作についてはかなり抑えてるといいますか、原作既読勢の姉が「実写ほど誇張はしてないけど、割とあんな感じだよ」とおっしゃってましたので、もしかしたら原作との空気感がマッチしていたのかもしれませんね。ストーリーとしてはよくある少年漫画的な作りでスッと観ることができましたし、俳優さんの見た目もギリギリコスプレっぽくならない程度になっていて違和感をあまり感じませんでしたしと単純明快に楽しめるエンタメ映画になっていると思います。あとやっぱりめめはイケメンだね。好きだ。
めーっちゃ面白ーい! というより現代で言うところのエモーい! ですねこれ。
なんか宣伝とかで「前作を観ていなくても大丈夫☆」とか言ってるんですけど、内容として普通に正統続編でしたし、前作を知っているからこそ嬉しい演出や展開がわんさかあるので、鑑賞される際はまず1を鑑賞することをお勧めします。メディアに惑わされるな。前作同様に展開が目まぐるしくて忙しいんですけど、心地いいテンポ感の塩梅が素晴らしいですし、今作は更に画面の華やかさがグレードアップしていて、観ているだけで楽しい気分になれるので、全然苦にならないんですよね。あと、現代価値観へのアプローチも絶妙で、いやらしくなく古きもの、新しきものへのリスペクトが感じられて、そういったところも好感触でした。こういう景気の良い続編ならいつでも大歓迎です。ぜひご覧ください。
もう本編を見たのが幼き頃も幼き頃ですので、流石に記憶がかなり曖昧でしたが、なんとなくこんな感じだったなーとか思いつつ鑑賞させていただきました。とはいえ、そんな曖昧な私でも(この人こんな位置づけだったっけ?)みたいな感じで設定に違和感を覚える部分もありましたし、結構分かりやすく男尊女卑っぽく見えちゃうような描写もあるし、3Dのクオリティがもう少しどうにかなりませんか? と思う程度には雑でしたしと、色々物申そうとするといくらでも言葉が出てくるような内容でしたが、まぁこの辺りはいつものお祭り映画の感覚で観ておいたらいいかーの気持ちでゆるーく観るので良いやつかなと思います。まぁ、メインのターゲットは大きなお友達のはずなので、その辺は大人目線で制作してもらっても良いかなとは思わなくはないですが……。
実は今までシリーズを観たことがなかったので、今回予習して鑑賞させていただきました。直近でシリーズを観たこともあってか、ここがカットされてるとかここが追加部分とかが明確に分かって楽しかったですね。やっぱりこういう時って日常パートが省かれがちですよね。水着とか水着とか水着とか。こういう音楽を題材にしたアニメーションって改めて劇場映えするなーと感じたんですけど、本作は吹奏楽ですから更にそれが際立っていて耳でも新しい発見があって新鮮でしたね。結構本作で話が進んだので、後編はもっと追加のシーンがありそうで今から楽しみですね。というか、私が観に行った回の年齢層が比較的若くてかつ女性ばっかりだったので結構びっくりしました。浮くじゃん私が。ごめんね。
鑑賞前は(おもろいんかこれ……)と不安な要素もありましたが、大変面白かったです!
設定や外見とは裏腹に、しっかりとミステリーをやっていて、ちゃんとトリックもあるし、矛盾もそれほどないし(羊が喋ってんじゃんとかは黙殺)、キャラクターも立ってるしと割と非の打ち所が少ない丁寧な作りをしていて、かなり好感が持てました。コミカルな部分もあれば感動する場面や驚くような場面もあって飽きが来ないですし、残忍性は少ないので幅広い層の方にご覧いただける作品だと思います。前述のとおり割と本格ミステリーなので語れるところが少ないです! 観てね!
重ーい!(笑) なんとなくめっちゃ(矛盾)湊かなえ先生っぽい気がする作品でしたね。原作未読ですので実際はどうなのか分かりませんが、話としては割とシンプルなもののはずなのに、構成のおかげで(これ今いつの話してますか?)と頭の処理にかなりリソースが割かれることが多く大変疲れました。湊かなえ作品ってなんというか、「女」という存在というか、概念に対して何か恨みでもあるんか?(あと「親」にも一定数の怨念を感じる)っていうくらいには女性の登場人物が不憫なケースが多いんですけど、本作も漏れなく様々な女人があれやこれや散々な目にあっているので、しんどい人は鑑賞するのがとてもしんどそうですね。みんな平和に暮らしてくれんかえ……。あと、あんまりミステリーではないです。広報がのたまっているだけよ。
実は初見’sノ空。何故かなんとなくユニット名は知っているという謎知識のみを携えて鑑賞してきました。で、鑑賞中に(これ多分、これまでの話を知ってるか知ってないかで感動が全然違うやつじゃん)というのが早々に分かりまして、もったいないことしたなぁとチビ後悔をするなどしました。本作のメインが初見にも優しい説明キャラと無知キャラの記号的組み合わせだったおかげで、何となくキャラクターのイメージは掴めましたし、3Dアニメーション特有の面白さみたいなものも感じられたのですが、正直なところ初めに行われる『ハナ咲けばユメ駆ける』のライブシーンがかなり派手で、後々考えるとかなり豪華な作りをしていたんだなと感じたこともあり、その後のストーリーや最後のライブがなんとなく味気なく感じられなくもないかもなと思った次第でした。年月の積み重ねで光る作品は追ってないと100%を味わいにくいのがネック。
正直、大変楽しめました。この作品はドラマも予習して観に行ったんですが、まずそもそものドラマが面白いので、そのトーンのままやってくれるならそりゃあ面白いでしょ、といった感じの内容で、映画的な派手さはそこまでなかったんですけど、お金のかかってるドラマスペシャルみたいな感じで楽しませていただきました。ドラマを観ていなくても楽しめますが、登場人物が比較的多いことやバックボーンを知っているかどうかでシーンの厚みが変わるところが結構あったので、できるならドラマシリーズも観ておく方が楽しいんじゃないかなと思います。個人的には山Pのご尊顔が大画面で観れるだけでもう有り難いんですけどね。私はライブのBlu-rayも持っているおじさん。面構えが云々かんぬん。
正直なところ「予告編が面白そうすぎた」がすべてですね(笑)。設定が凄く面白い作品ではあるんですけど、なんでしょうね……演出のトーン? が設定に合ってないというか、面白いことをやっているはずなのにワクワク感が全然感じられなかったんですよね。演者さんも丁寧に演技されているし、内容も悪くないんですけどね、なんなんでしょうこれ。不思議。あと、原作を読んでいない身なので詳しいことは分かりませんが、なんだか色々と商業味を感じるといいますか、この要素必要なの? みたいなところに結構な時間を割いていて、違和感があったり、オチの感じも結局はそういう感じ? という風に感じてしまって私には上手くハマりませんでした。なんでか自分には合わない作品ってありますよね。そんな感じです。
え? 前作から10年振りくらい? 怖。とは言いつつシリーズものの続編としてはとても満足のいく作りをしていて個人的には大変良かったです。正直なところ2が結構な路線変更をしていたので、今作も同じように路線が変わっていたらどうしようと思っていたところ、塩梅としては1と2の中間くらいになっていて、見やすさと大胆さのバランスに好感が持てましたし、シリーズを通して観ている人への目配せみたいなところもクドくない程度に盛り込まれていて凄く「帰ってきた感」のある作品でしたね。多分後々のことも考えて作られているんだろうとは思うのですが、洋画エンタメ映画特有の雑なキャラの扱いみたいなところについてはなんとも言えないところですね……まぁ次回作でケロッとなかったことになっている可能性大。ワイルド・スピードシリーズを見習っていこう(?)。
あんまり題材としては興味が無かったんですけど、映画館の近場に短い用事があって、それだけで帰るのはもったいないなということで流れで鑑賞しました。格闘技については全然詳しくない(見るのも比較的恐くて見れない方)んですけど、日本が舞台の場面も多くて、(何となく見たことあるかもこの光景)と思えたことで、あまり距離感なく鑑賞できたと思います。内容としてはなんというんでしょう……格闘技選手の話を観ているというよりは男女の痴話喧嘩をひたすら眺めてる、みたいな感じ(笑)。私はかなりドライな人間なので、こういう痴話喧嘩なんかを見ていると(さっさと別れたら?)と考えてしまうんですけど、実際はそう簡単でもないので、有名な方でも裏では色々と大変なんやろなとか、「負」って恐いよねとかなんとか考えながら観てました。人生早めに負けを覚えておく方が後々上手くいくのかもしれない。よく分からんが。
実はシリーズ初見’sレイバー。事前知識を全く持たずに観に行きましたが、非常に好みの作風で大変良かったです。個人的にこう、非現実的要素を持った世界観で日常を送っている人々を眺める作品って凄く好きで、本作で言うとでけぇロボが日常的に稼働している世界で働く警官の人たちの仕事っぷりを拝めちゃうぜ、というだけで結構テンションが上がりました。初見でもスッと入っていけましたし、ストーリーも明快だし、後々色々調べてみると結構古参にも嬉しい要素があるじゃん、ということで好感触だったんですけど、シリーズのファンの方からは結構厳しめの意見も出ているようで、はぇーってなってました。シリーズものって難しいですよね。特に歴が長かったりすると。とはいえ次回も楽しみです。
実は映画館では初のスター・ウォーズ関連作品鑑賞だったりしましたが、非常に良かったですね! 本作はドラマシリーズからすべて拝見しておりまして、とにかく作りが丁寧で大好きなシリーズなわけなんですが、今回の映画についてはマジで其処彼処に宣伝を打ちまくっていたこともあって逆に(え? 大丈夫か……?)と心配になったんですけど、安心クオリティで安心しましたね(語彙力)。本作はドラマを観ていない方にもかなり配慮された構成をしていますので、正直なところスター・ウォーズシリーズのコアなファンの方からすると目新しさがなくて不満もあるかもしれませんが、個人的にはグローグーちゃんの成長っぷりを見て感動するコンテンツだろこれ、といった具合にはグローグーちゃんが可愛くてめちゃ良かったです。ドラマを観ていないと感動が薄いとは思うのですが……。とは言いつつ、アクションもこだわっていましたし、ストーリーも分かりやすいし、だれにでも観やすいエンタメ作品だと思います。ほんとにドラマが独占配信なことだけ(円盤もあるけど)がネックですよねこれ……。
同時期に公開されていた『君のクイズ』とは別ベクトルで「こういう話なんだ!?」みたいになる作品。とりあえずそもそもの設定(というよりクイズ番組の様式)に結構無理があるので、真面目に考えなくて良いなと思えたことで、『君のクイズ』よりはフランクな気持ちで鑑賞することができたような気がします。色々な演出面も相まって、映画館で見るよりはどちらかというとテレビで観る方がしっくりきそうだなと感じたので、2時間ドラマスペシャルとかの方がもしかしたら型にはまっていたんじゃなかろうかと思わなくもないですね。とは言いながら堤監督の良いところが随所に感じられる作品だったのでおおむね満足しております。最近ね、堤監督の作風が合わないことがあってちょっと心配だったので……。
色々と話題の、でございます。個人的には三部作の最後ということで凄く楽しみに観に行きまして、正直なところ1や2のような目新しさの感じる表現はそれほどなかったかな(壁面に這いずる蛇の表現は好き)と感じつつも、とにかく絵が物凄く動いていてダイナミックでしたし、ストーリーも1と2の間くらいには分かりやすい構成をしているし、色々と総決算的な作りをしていて非常に楽しく観させていただきました。で、例の件については個人的に、1の時くらいから既に(多分こういう展開になるのでは?)という予想を立てていたこともあってか、実際にそういった展開になった際は(マジでやった! 馬鹿だ!(誉め言葉))と心の中で歓喜したんですけど、終わった後に(でもこれ大丈夫かな……)と考えていたら案の定、の空気感となっていて本編とは関係なく悲しくなってしまいましたね。本編の流れを観ているともう本当に滅茶苦茶配慮した演出をしているな、制作陣はめっちゃ考えて作ったんだろうな、というのが画面からひしひしと伝わってくるんですけど、SNSなどを拝見するともうその辺はどうでも良いという風に一方的に怒っている方もかなりの数散見されて、表現って難しいなと感じた次第です。私としてはもう本当に最後も最後の薬売りさんのシーンで全部まるまるOKじゃんってなったんですけどね。難しいですほんと。
前評判やら公開後の評判やらが芳しくないようなのですが、私自身は大変楽しませていただきました。正直なところ鑑賞前は期待半分、不安半分といった面持ちだったんですが、本編の内容としても好きなところ、そうでないところが結構はっきりと出た作品で、この好き嫌いの割合がどれくらいになるかで人それぞれ評価の変わる作品なんじゃないかなという結論に至りました。私は最初のシーンで出た文章のフォント選びで(あ、まずいかもしれん)と不安を覚えたりしましたが(笑)。キャストとしても大正解だなと思っていて、この役をやるならこの人というよりは、この人が自然に演じるためのこのキャラ付けかも、のように感じられる、役と演者の調和性みたいなところのバランスが良くて非常に好感が持てました。ストーリーとしては(こういう帰結なの?)みたいに感じる部分もなくはないですが、それほどノイズではなかったように思います。丁寧さが感じられる作品。良き。
このシリーズも結構長くなってますので、ある種様式美のようなものがありますが、日本版ということで結構テイストが異なっていて新鮮な気持ちで鑑賞できました。犯罪都市シリーズでは実際に起こった犯罪を基にストーリーが作られていますが、今回はオリジナルストーリーなこともあって、かなりフィクション寄りで漫画的なキャラクターづくりがされていましたので、とにかく警官やら悪党やらホストやらが殴る蹴るしているのを眺めていると終わってた、みたいな感じでしたね。楽しかったですけど。とはいいつつ、普段も大体マブリーが殴って解決してるからあんまり変わらんかもしれん。やっぱ拳か世の中。
普段あんまり恋愛ものは進んで観に行くことはありませんが、この作品はメンツがほぼマーベル映画なこともあって、あの俳優さんがこういう役柄やってるの面白いじゃん、とかいう不純な気持ちで観に行きました(笑)。私は数えるくらいしか恋愛というものを経験しておりませんが、「愛」って好きとか嫌いとかだけで考えると凄く簡単なものなのに、そこに将来とかお金とか人生とかが入ってくると途端に難しくなるというか「愛」に距離を感じるようになるというか……で、そういった場合にどう折り合いをつけたり踏み出したりするか、みたいなのを程よく描いていている作品ではないかなと感じられて非常に楽しめました。めんどくさいよね人って。といいますか、私は婚活というものをしたことがないのでよく分かりませんが、この作品に出てくるような傍から見たら「は? 何言ってんだこいつ?」みたいな条件を相手に求める人って本当に存在するんですか? 気になる。
ずっと喋ってらぁ、みたいな映画です(笑)。ほぼ同じ場所で良い音楽を背景に主人公のイーサン・ホークが延々と喋り続けて、周りに(めんどくせぇなこいつ……)みたいに思われてる様子を延々と眺めるだけ! 割と誇張してませんこれで。全体100分くらいの映画ですが、エンドロールを除いて喋ってないシーン5分もあるんか? みたいな感じで凄いです。よくこんなに舌が回るもんだなと感心しながら観ておりました。面白い面白くないで感想が言いづらい作品ですが、創作者というのはやっぱりどこか面倒くさくなければいかんのかもな、と改めて考えるなどしました……良いのかそれで?
ざっくり言うと韓国版なろう系小説の実写映画みたいな感じの作品です。題材としても少し解釈は異なりますがおおよそ、強くてニューゲーム感というか神視点的強者感のある内容でよく見る作風ではあるんですけど、そもそも私があまりなろう系に強くないので新鮮な気持ちで観ることができました。コンセプトとかを考えるとなかなかハードルの高い設定ではあるような気もするんですけどね。絶対面白い作品にしないといけないじゃん、みたいな。個人的には韓国もといアジア圏映画特有の異様に光沢のある3Dオブジェクトがたくさん見られて良かったです。
前作がほぼ前日譚みたいな構成だったんですけど、今作はかなり格ゲー的要素を打ち出してきていてしっかりモータルコンバットでしたね。とにかく登場人物の数が多くて、前作のキャラクターもそのまま出てきてくれるので、かなり豪勢な作りをしているためファンの方は嬉しいかもしれません。予告編などを観ると分かりにくいですが、結構ダブル主人公ものといいますか、ストーリーが色んな所で展開していくので若干こんがらがるところもあるかもと思いつつ、導線自体はシンプルなので、あんまり気にせず観ることができました。あとまぁ、モータルコンバットなので相変わらず無駄にグロくて良かったですね。強いて気になるところを挙げるとすると前作もそうだったんですが、もう少しエンドロールの速度、何とかなりませんかねって。めっちゃ長い(笑)。
へんなの!!(指差ししながら) みたいな感じで変な映画でしたね。誉め言葉ですよ?
色々設定の面白い作品ではあるにも関わらず劇中での説明っぽい説明が最小限に留められていて潔いなと思いましたし、ホラー映画特有のヘンテコアイテムも出てきてワクワクするし、ジャンプスケアにそんなに頼っていないしと、細かく拘りが見られて良かったですね。展開としては(そういう感じになるの!?)みたいなところもあるんですけど、よくよく考えてみると結構しっかり前振りをしていて丁寧なんですよね。とは言いつつ無駄がないかといえばそうでもなくて、ここいらなくない? みたいなシーンもちょこちょこあってよく分からない作品となっていて、総評して変なの。って感じに落ち着きました。ちなみに結構グロっぽい描写もあるので、苦手な方は気をつけてくださいまし。
面白いですねー! 大変好みの作品でした!
内容としてはかなりベタな作品で、めっちゃ王道ストーリーなんですけど、そのベタさが古臭くなくて良いんですよね。キャラクターもどこか見たことあるような人ばっかりなんですけど、作品の味付けに程よくマッチしていると言いますか、凄くバランスが良い。現代に合ってる。ベタな作品って安定して面白いと思うんですけど、ある一定のラインを超えると途端に(いやまたこの展開ですか)みたいに冷めちゃう時があって、そこの塩梅が難しいよねと毎回感じていますが、この作品はそのラインとは違うところで勝負している「ベタだけど新しい」をやっていて素晴らしいなとずっとニコニコしてました。明朗快活エンタメ映画。ぜひご覧ください。
内容は追加シーン以外同じなので、4DX的な話をします!
列車内のシーンが多いので結構揺れるのかなと思ったら、なんとなーく揺れを感じるかな(ガルパンの戦車のシーンのようには揺れない)くらいの感じの震え具合でしたし、アクションっぽいシーンも比較的揺れが大きくはなかったので、初心者にも優しい設計をしている4DXでした。他に特徴的なところで言うと、テイザーのビリビリを体験できるような揺れや排除くんのシーンのリズミカルな演出、マキナちゃんのフィルターを外したときに煙と何故か香りエフェクトが出る、などがありました。音ハメ系のところは軒並みリズムに合わせて座席が揺れたので楽しかったですね。4DXは料金がそれなりにしますが、いつも楽しく作品が観れるので、気に入ったor気になる作品で4DXの上映がある場合はぜひ一度ご覧いただきたいですね。
想像以上に面白かったですし、要所要所でちゃんとホラーで良きでした! あと、結構組み体操のシーンが圧巻なので、でけぇスクリーンで観て損のない映画でした(笑)。恐らくストーリーを説明したところで「何言ってんのお前?」と返されること請け合いではあるんですが、結構風刺が効いてるなというか、地味にメッセージ性があってユニークでしたし、画面では凄く馬鹿なやり取りとかツッコミどころ満載のシーンが目白押しなのに妙にしっくり染み込んできて不思議な作品でしたね。めっちゃ笑ったし。あとピエール瀧のアクセントが効いてます。途中の歌(?)パート滅茶苦茶ハマってました。みんなで口ずさもうな。
最終話が3日後に配信されるのに遠征して観に行った阿呆なんですけど、その甲斐があるくらいには大変良いフィナーレで素晴らしかったですね。この作品はかなりメタ的な要素が含まれているんですけど、メタ要素ってやり過ぎるとクドくなってしまうのでバランスが難しいところを凄く上手に料理してると思うんですよね。特に最終話に当たる部分なんかは下手すると作品を全て台無しにしてしまうような要素や展開がふんだんに盛り込まれてますが、作品の一部として受け入れられる土台がこれまでの積み重ねで出来ているのですんなりと受け入れられるし情緒がありますよね。結構凄いことだと思います。劇場で大きくキャラクターたちも見られて大変満足です。それはそれとして、リビットちゃんのキャラデザ、ちょっとえっちすぎるか? お子さんに良くないですよ?(?)
感じる系の作品ですね。怪奇譚と謳っていたので、ホラー的な要素が多いのかと思えばそうでもなくて、様々な年代の登場人物がシームレスに入れ替わりながら、こんなことがありましたねーみたいなのを眺める作品となっておりますので、怖要素を求めていると面を食らうと思います。かなり内容が複雑なので、(今これどこの年代の話をしてるんだ?)となる場面が多く、結構集中力と体力が必要かもしれません。何となくフェチズムを感じるというか、官能的な要素も盛り込まれているので、人と鑑賞する場合も注意が必要ですね(笑)。あと、様々な「こっち見んな」シチュが楽しめますよ。
映画館に通っていると毎回予告が流れるので(予告編でもうお腹いっぱいだよー)となっていたんですが、想像以上に面白かったですし、後半なんかは想像以上にマイケル過ぎてびっくりした作品でした。凄く努力が見える。私程度の人間でもアルバムを持っているくらいですから、知らず知らずのうちにマイケルの人生については知っているところがあったので、父親との描写もそうですし、この先に起こることが分かるが故に凄くしんどいなと思う場面が多かったですね。あと、こういう風に映画が作られるような人ってやっぱり周りに凄く理解のある人間がいて、良し悪しはあれど縁に恵まれているよなと改めて感じるなどしました。まぁとにかく音楽が良いですし、テンポ感も現代的で、あっという間に終わった気がします。おすすめですので、マイケル初心者の方もぜひご覧ください。
テンプレ的ベタベタのアメコミ映画で良かったですね。単純明快、こういうシンプルなので良いです、みたいな感じ。ただやっぱり個人的に昨年のスーパーマンがリブート作として大好きなこともあり、少し印象が弱いような気がするのは否めないところがあります。本作はなんとなく、キャラクターが「個」過ぎるかもと感じる場面が結構あって、このキャラクターの行動によってストーリーが進んでいるように見えて実はいなくても特段大丈夫だよね、みたいな展開が何度かあるんですよね。舞台装置っぽいっていうか。そういうところもスーパーマンとの対比になっていて、もしかしたら狙ってるのかもなとは思わなくもないんですが、もう少し自然な流れで繋げてくれると違和感がなかったかもなといった感じです。まぁでもクリプトが可愛いから良し。あとEDの曲良。
想像以上に面白かったです! めっちゃ刺さって大変好みの映画でした。なんとなくイメージとして、年代が上の方が観るような作品だろう、の気持ちだったんですが、作中の年配の世代と若い世代の対比のバランスが絶妙に良くて、どちらの世代の言い分にも共感ができるんですよね。また、ストーリー展開も予想してなかった方向に進んでいって先が読めないところと、結構メタ発言が多い(笑)。でもそれが全然クドくなく自然に取り込まれているのがとても良い。丁寧さを感じます。俳優陣も皆さん良くて、特に西野七瀬の一挙手一投足がすれた現代社会人のそれで見ていてとても楽しめました。老若男女におすすめできる映画ですので、ぜひご覧ください。PG12らしいけど。
原作未読ですが、楽しく拝見させていただきました。割とちゃんとミステリー(とはいってもトリックとかそういうのでは無いです)していて、ジャンルでいうと安楽椅子探偵物のそれです。言葉遣いが昔なので、気を抜くと(何の話してんの今?)となるため集中力が必要なんですが、黒沢清監督特有の暗い画面と静かなトーン、シーンの長回しなどのおかげで地味に眠気(面白くないわけじゃないよ)に襲われるのでストーリーを追うのが大変でしたね(笑)。上映時間が147分と結構長いんですが、お話が明確に区切られるので、ドラマのような感覚で観られること、名前はあんまり覚えられないけど、俳優さんが見たことある人ばっかりで画面が賑やかなので、上記のように静かな作品であってもあんまり長くは感じませんでした。黒沢清監督作品の中では見やすい部類だと思いますので入門の際はこれをお勧めしても良さそうですわぞ。ホラーはね、なかなかおすすめが難しいですからね。
観に行ったのが公開日の次の日でしたが、既にバチボコに炎上していて逆に楽しみに観にいったところ、私の許容範囲が恐らく広いのと、パロディ元の作品をおおよそ存じ上げていることもあって割とニコニコ鑑賞できました。ただ、福田監督作品でよくあるんですけど、テンポ感のアップデートみたいなものが止まっている気がして、今の世の作品とは思えないくらいテンポが悪いと言いますか、ここをもっと短縮すればファンサ要素を同じ時間内で入れられたのでは? と思わざるを得ないんですよね。今作は20周年記念作品ですし、どちらかというと新規ではなく既存のファンへのアプローチが大事だと思う(新TVアニメはそちらでなんとかするものですし)ので、パロディを盛り込む場合はファンサも同じくらい、いや倍以上入れておかないといけないはずなんですが、あんまり制作の段階では意識されてなかったのかなと思うと作品のファン目線で見るとかなり寂しいですね。ここが良ければパロディの部分なんかも許容できる人が増えたんじゃないかなと思うんです。素材は良いのに料理はあんま美味しくない、みたいな作品です。己の許容範囲を調べるのに使えるかもしれん。とりあえず冬樹君が相変わらず人たらしメインヒロインをしていて可愛かったので、そこはとても良しでした。
以上になります。ご高覧いただき、ありがとうございました。下半期も観るぞー。
BACK TO LIST